珪藻土で快適な住まい

2020年01月17日

珪藻土とは、珪藻(植物性プランクトン)が死滅した珪藻遺殻からなり、水域に沈積して出来た堆積岩のことです。


凛の家では、珪藻土の中でも、特に能登珪藻土をお勧めし、内装材の標準仕様に取り入れています。


この素材の珪藻土は、石川県能登半島に日本の約74%にあたる27億トンが埋蔵されているそうです。また能登珪藻土には、適度の粘土分が含まれているためその成形性と耐火性を活かし、昔よりカマドに用いたり、耐火断熱レンガ、七輪などに使われてきました。


この能登珪藻土を600℃~800℃で焼成した粉末を左官材として使います。
焼原色は薄ピンク色。自然からの癒しの色彩ですね。

粘土分が多く含まれ成形性に優れているうえ、無機質硬化材を使用しているため、100%無機質素材で構成されています。内壁では調湿機能ばかりではなく、当然結露防止、脱臭、空気浄化、保湿性に優れている他、防音、吸音効果もあります。

現在市場に出ている珪藻土壁材のなかには、硬化剤・接着剤としてアクリル系樹脂、酢ビ系樹脂を使用しているものがあります。


これらは、珪藻土の多孔質を樹脂によって埋めてしまい、調湿効果を低減させてしまう恐れがあります。さらに、化学物質による健康への影響も懸念されています。


能登珪藻土は多孔質のうえ、その孔径が水分子より細かいため、水は保水しますが透水しないという防水層を形成することです。この機能を活かし外壁の外断熱材や地下室等の内防水材として広く利用されているほか、最近では屋上緑化にも防水材、保水材、外断熱材として利用されています。


能登珪藻土は昔より耐火レンガ、七輪に代表されるように、耐火性、保温性に優れた不燃商品(国土交通大臣認定不燃材料)ですね。


そして、特に室内空気質の良さ、結露防止、脱臭効果への驚きの声がOB顧客様より寄せられています。

珪藻土を取り入れることにより、快適な住まいが実現できます。

既存壁の塗り壁やクロス壁の上から、施工できるタイプの珪藻土もあります。


※能登珪藻土のカラーバリエーション、ナチュラルは焼原色のカラーです。

上の施工写真は、能登珪藻土のナチュナル色仕上げです。