人と環境にやさしい木製サッシ

2021年07月06日

自然素材の家をご案内しますと、空間のアクセントになっています木製サッシのデザイン、テクスチャーの美しさにご関心いただきます。

ただお手入れが大変なのでは、とご質問を受けることがあります。

近年木製サッシは技術の向上により、窓に求められている基本性能であります断熱性・気密性・水密性が非常に高まっています。
決してアルミサッシやプラスチックサッシに比べて、性能的に劣るということはありません。

断熱性や防止結露の点では、非常に優れた性能を発揮します。

また木材は、建築材料として様々な特性を持つ優れた材料ですが、特に木材をサッシの材料とした場合、その断熱性の高さは格別です。
(熱の伝えやすさを示す熱伝導率は、アルミの1750分の1です。)

また木製サッシは、結露が生じにくいという特徴があります。

結露は、部屋の湿気を含んだ暖かい空気が窓面に接して冷やされることによって生じますが、アルミサッシの場合、まずアルミの枠部分に結露が生じます。
(これはアルミの熱伝導率が高いことと関係しています。)

木製サッシの場合、枠部分に結露が生じることはほとんどなく、これは木材の熱伝導率が低く、しかも枠材の厚みも熱いこともあり部屋側の表面温度が下がることを抑えているからです。

そして木材は、多孔質で水分を多量に保有できる細胞の集合体であることがアルミと決定的な相違です。

室内側は自然塗料仕上げですが、屋外側は防水の被膜を施し防火性能や遮音性を付加します。

凛の家では、屋外側アルミサッシ、室内側を木製内窓で仕上げることもおすすめしています。

デザインも開閉方式も豊富ですので、暮らし方に合わせて自由にプランします。

何よりも自然の木、人と環境にやさしい木製サッシですので、使い心地が温かく快適な空間となります。

最近では、おうち時間が増えたことで、住まいの快適性を求められ、既設のアルミサッシ窓に木製の内窓を取り付けるエコリフォームへのご要望も増えています。