家づくりにかかる費用

2023年02月27日

家づくりにかかる費用は、よくわかりずらいと言われます。

家づくりの費用は、坪単価で表示されますが、通常は、本体工事費を表しているもので、これにはカーテンや家具、エアコンなどの設備機器、工事の前後に必要になる諸費用などは含まれていません。

家づくりに必要な総費用は、本体工事費、付帯工事費、諸費用に分けられ、それらを合わせたものを建物総費用といいます。

建物総費用とは、家づくりの準備段階から、出来上がった家に引越しをして住み始めるまでに必要なすべての費用のことを意味します。

さらに、工事費の目安として表示される坪単価というのは、基本的には本体工事費を延床面積で割った単価のことをいいます。

この坪単価だけを確認して資金計画をしますと、途中で付帯工事費や諸費用の分が足りなくなり、最終的に、当初の予定よりも家の規模を縮小したり、仕上げ材のレベルを下げたりすることになります。

総予算を把握しておくことは、とても重要ですね。

1.本体工事費

本体工事費は、総予算の約7割に当たります。本体工事費に含まれる工事項目としまして、仮設工事、基礎工事、木工事、屋根板金工事、左官工事、タイル工事、塗装工事、内装工事、造作工事、外部建具工事、内部建具工事、給排水衛生工事、電気工事、ガス工事、雑工事(断熱工事、防蟻処理工事、防水工事他)があります。

2.付帯工事

付帯工事は、総予算の約2割に当たります。付帯工事費に含まれる工事項目としまして、解体工事費、敷地調査費、地盤調査費、地盤改良費、ガス給排水引き込み工事、冷暖房工事費、照明器具、外構工事費、造園工事費などがあります。

3.諸費用

諸費用は、総予算の約1割に当たります。諸費用に含まれる項目としまして、仮住まい家賃、引越し費用、祭事費、設計管理費、諸手続費、そして、カーテン、置き家具などがあります。



例えば、凛の家のスタンダードプランで、延べ床面積35坪の建物の場合は、

建物本体工事費は、坪単価50万円×35坪=1,750万円

付帯工事費、諸費用は、総費用の30%となりますので、

建物総費用は、1,750万円÷0.7(70%)=2,500万円となります。(税別)

ただし、吹き抜け、バルコニーなど床面積に含まれない部分は、別途見積もりが必要です。

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× 坪 = 0

※スタンダードプランの簡易的な建物総費用(税込)が計算できます。計画している坪数を空欄に入力してください。40坪を計画している場合は、40と入力します。概算のため、資金計画の目安にご活用ください。

建物総費用とは、家づくりの準備段階から、出来上がった家に引越しをして住み始めるまでに必要なすべての費用のことを意味します。

家づくりの費用を考える際には、本体工事費以外の付帯工事費、諸費用を把握することで、予算調整をする選択肢が広がります。家づくり全体のバランスを見ながら計画することが大切です。