無垢材の抗ウイルス効果

2021年10月01日

無垢材に抗ウイルス効果があることが実証されました。

インフルエンザウイルスA型およびB型は、季節性インフルエンザの病原ウイルスです。

日本では冬になると毎年のように、季節性インフルエンザ の流行がみられます。さらに、新型コロナウイルスなど新しいウイルスによる感染症が流行し、大きな社会問題となっています。

そして、新型コロナウイルスの流行により、わたしたちは、おうち時間が多い生活様式となりました。

そこで、実際に家の建築に用いられるスギ無垢材(天然乾燥および高温乾燥)および新建材の、抗ウイルス効果を、インフルエンザウイルスA型(H3N2)を用いて評価する実験が行われました。

各木材の表面にインフルエンザウイルスA型 (H3N2) を滴下し、2時間後にウイルス液を回収して感染力を測定する実験です。

その結果、スギ無垢材(天然乾燥および高温乾燥)は、インフルエンザウイルスA型(H3N2)を99.9%以上不活化することが確認されました。(下の図を参照ください。)

無垢材は、感染力を低下させる抗ウイルス効果があることがわかりました。

空気中に漂ったウイルスは、最終的に床に落ちて付着します。

床を無垢材にすることにより、快適で安全、安心な住空間が実現します。


※九州大学による実験データ